2014年2月24日

もみの木について

もみの木クリスマスツリーの木として有名な「もみの木」。

大昔のヨーロッパの狩猟民族が極寒の冬を家にこもって凌いでいた際に、
ウィルス菌や風土病により小さな子どもやお年寄りが命の危険にさらされていた状況で、体験的に知った抗菌効果のある「もみの木」を家の中に入れる事で家族を守ったという...

これがクリスマスツリーの起源と言われます。

木の絵を描く時にほとんどの人が最初にイメージするのは「もみの木」とも言われており、世界中で親しまれています。ちなみに、もみは漢字で「」と書きます。

もみの木ってどんな木?

もみの木森や山にはたくさんの木が生えています。

樹種は大きく2つに分かれて、すぎ、ひのき、まつの木などが針葉樹、さくら、けやきなどが広葉樹となります。もみの木は針葉樹に分類されます。

もみの木の学名はアビエス(abies)、
ラテン語で「永遠の命」を意味します。


世界中で生育しており中には1000年以上生きているものが多くあります。高さは60m以上、幹の太さは1m50cm程度ととても大きく成長します。比較的寒い地域に多く生えているのですが暖かい地域でも植林すれば育ちます。自然林は少なくなりましたが東京の皇居の森にも生えています。標高が高い地域や寒い地域には今でもたくさんの自然林があります。

もみの木はどんな使い方をされてる?

もみ精油もみの木から抽出される"もみ精油"はドイツ、ロシアなどで昔から風邪薬、入浴剤、リュウマチ、洗剤など健康のために広く利用されています。
板などはギターやピアノ、ヴァイオリンなど楽器にも使われています。

日本でも昔から、かまぼこの板やそうめんの保存箱、神社のお札や願い事に使う絵馬などに使われています。

ドイツの自然公園で育ったもみの木

もみ精油ヴァルトハウスで内装に使用している「もみ」は、ドイツの自然公園(シュバルツバルト=黒い森)からやってきます。
この森は、すべて自然生態系のまま育った針葉樹と広葉樹の混交林で、世界でも最も優れたドイツの森林学に基づき、約300年以上に渡って森林保護のために計画的に伐採されている森林であり、まさに自然と人類の共生の理想の姿と言えます。
 
森にあるもみの木は非常に大きく成長するため、自然災害時には倒木などで森を傷つけてしまう事があります。そのため、倒木の可能性がある150~500年生のもみの木は森林保護のため選木され伐採されます。
 
どんな木でも巨木になればなるほど、ほとんど二酸化炭素を吸着しなくなり、やがては朽ちてしまいます。朽ちた樹木は、微生物によって分解され、空気中の二酸化炭素に戻ります。
しかし、若い樹木は、巨木の何倍もの二酸化炭素を吸着して固定化し、大きく成長していきます。
 
そこで、古い巨木を伐採し、若い木に更新することによって、森はさらに活性化していき、我々現代社会がまき散らしているCO2を吸着し固定化してくれます。
 
そうして伐採されたもみの木を建物や家具として大事に使うことで、末長く炭素として固定させて、CO2を増加させない【炭素循環】を成立させれば、地球温暖化の抑制につながります。

知って得する魔法の「小冊子」限定プレゼント無料詳しくはこちら

知って得する魔法の「小冊子」限定プレゼント無料詳しくはこちら

メニュー