蔵ノ下の平屋
建物概要
敷地面積：90坪
延床面積：24.35坪＋軒下スペース2.72坪
構法：木造在来工法 / 平屋建て
取得認定：低炭素建築物、住宅性能証明書(耐震等級３)
耐震性能：耐震等級３ / 許容応力度計算による
C値：1.0 [cm/㎡]
UA値：0.33 [W/㎡K]
空調設備：壁掛エアコン(6畳用)×2台
暖房設備：ペレットストーブ
24時間換気設備：第一種 / ダクトレス熱交換換気システム
弊社推奨仕様：FFC免疫加工,もみの木の内装材,オール電化対応遠赤外線クッキングヒーター
コンセプト
田園地帯と古い町並みに隣接する立地。ご夫婦で過ごす新しい住まいは、ちょっとゆとりのある土地にコンパクトで上下の移動が少ない平屋建てで計画しました。外作業の道具入れや汚れやすいものの格納に便利な外収納部屋、自転車やバイクも少し大きな軒下スペースに乗り入れられるスロープ、敷地と道路の高低差を緩やかに解消するブロックなど外部アプローチも一工夫しました。
建物外観
屋根は将来的な太陽光パネルの掲載も視野に入れた大屋根の片流れ形状を採用、外壁に選んだ比較的シンプルな窯業系サイディングと相まって、すっきりしたスタイリッシュな雰囲気にまとめました。東西面は細長の窓でまとめて統一感を持たせ、南面は冬の日射取得、北面は室内の明るさの確保のために大きさを検討した窓を設けました。直接日光が当たる箇所には簾を取付られる庇を設けており、横のラインを強調するデザインアクセントになるとともに、夏の直射日光による室内温度の高温化を防いでくれます。
建物内部
コンパクトにまとまったLDKを建物の中心に配置し各部屋へのアクセスを容易にすると共に、プライベートな空間となる客間や書斎などは通路を挟むことで適度な距離感を持たせました。サニタリーは明るさと室内への日射取得を優先させるために南面に配置しより快適に利用できます。
内装 / 特徴
寝室の床に調湿性と消臭性に優れたもみの木の内装材をチョイスすると同時に、フローリング・ビニールクロスやこれらを留め付けるための接着剤に免疫加工という有害な化学物質を中和する処理を施すことで、室内の気になる臭いを抑えるなどより機能的な内装仕上げとなっております。床と壁の断熱は付加断熱を加えた２層構造をとることで断熱性を高めると同時に熱橋の軽減にも繋がっています。
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